料理研究家・リュウジさんといえば、Twitter(X)やYouTubeで人気のレシピ動画を数多く発信している“バズレシピ”の第一人者。
その手軽さとおいしさで多くのファンを魅了していますが、最近こんな声も増えてきました。
「また味の素入れてる…多すぎじゃない?」
「リュウジって味の素の回し者なの?」
「リュウジは味の素のスポンサー?」
確かに、彼のレシピには頻繁に「味の素」が登場します。
果たしてこれは、案件や広告なのか? それとも彼自身のこだわりなのか?
この記事では、リュウジさんの味の素使用率やスポンサー関係、さらに彼の本音について、わかりやすく解説します。
「料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?
リュウジさんの動画で気になっていた方も多いはず、
キッチンのドアの張り紙に注目してください。


「料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?
あんまり言われ続けるので、この本を書きました。
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スタジオとも言えるこのキッチンのドアにこちらの張り紙をするほど味の素批判を受けているということかもしれません。
それでもなお、味の素を使い続けるのには理由があるのでしょうか。
そして、一体どのくらいの頻度でリュウジさんは味の素を使っているのでしょうか。
リュウジの味の素使用率は本当に高いのか?
まずは、実際にどれくらい「味の素」を使っているのかを見てみましょう。
リュウジさんの代表的なレシピシリーズ「至高シリーズ」や「爆速シリーズ」では、かなりの頻度で登場します。
たとえば:
- 至高のチャーハン → 味の素 5振り
- 至高の豚汁 → 隠し味として味の素を数振り
- レンジで一発!やみつきもやしナムル → 味の素で“旨味を底上げ”
ほかにも、野菜炒め・スープ・漬物・サラダなど、和洋中問わず、幅広いジャンルで味の素が使われています。
バズレシピ.comのサイトにも味の素を使用した料理の一覧ページがありましたので、リンクを貼っておきます。
動画によっては「5振り」と具体的な振り数を指定していたり、「この工程が重要」と強調していることも多く、視聴者の間では“リュウジ=味の素”というイメージがすっかり定着しています。
さらに、リュウジさん自身が味の素を「家庭料理をワンランク上にする最強の調味料」と絶賛しており、自他ともに認める“味の素ヘビーユーザー”と言えるでしょう。
味の素って体に悪いの?安全性の真実
「リュウジさんって、味の素入れすぎじゃない?」
という声とセットでよく聞かれるのが、
「味の素(=グルタミン酸ナトリウム)って体に悪いんじゃないの?」
という疑問。
これは昔からある“化学調味料=なんとなく不健康”というイメージに基づいたものですが、実際には科学的な根拠に乏しいことがわかっています。
味の素の成分は「グルタミン酸ナトリウム」
グルタミン酸は、昆布やトマト、チーズ、母乳などにも含まれる「旨味成分」。
味の素はこれをサトウキビ由来の原料から発酵して作ったもので、いわば**“濃縮されたうま味”**のような存在です。
世界中の機関が「安全」と評価
- FAO(国連食糧農業機関)/WHO(世界保健機関)→ グルタミン酸ナトリウムには「一日の許容摂取量(ADI)」の設定不要と判断。つまり、通常の食生活で摂る分には健康への悪影響なしとされています。
- 日本の厚生労働省も食品添加物として認可しており、使用制限なし。
「中華料理症候群」は都市伝説に近い
昔よく言われていた「味の素で頭痛や痺れが出る」などの報告は、1960年代にアメリカで出た仮説が広まっただけで、
後の研究ではグルタミン酸との因果関係は確認されていません。
つまり、正しい量を使っている限り、味の素はまったく問題のない安全な調味料なのです。
リュウジは味の素とスポンサー契約をしているのか?
ここが一番気になるポイントではないでしょうか?
「あれだけ味の素を推してるなら、さすがに案件でしょ?」
「もしかして味の素の回し者…?」
と思われがちですが、実際のところを調べてみました。
味の素の案件は実際にある
リュウジさんは過去に味の素株式会社と公式コラボしたレシピやプロモーションいわゆる案件も行っています。
上記の動画でも、以前にやった味の素のパスタキューブを使ってパスタを作った動画を公開したところ、
パスタキューブの売り上げが4倍に跳ね上がったと担当者さんがリュウジさんに感謝しながら話しています。
売り上げ4倍はCMの効果くらいすごいらしいので、CM代が要らなかった分、味の素も企業として利益を残せたのではないでしょうか。
そして、もっと売り上げを上げるために、リュウジさんに再度パスタキューブの広告をお願いしに、開発担当者のハセさんが訪問した動画です。
ただし、日常のレシピ動画は“案件”ではないと明言しています。
リュウジさん本人は、X(旧Twitter)や動画内でたびたび
「味の素は案件じゃないです。僕が本当に使ってるだけです」
「旨味が増すから、自然に入れたくなる」
と明言しており、ほとんどのレシピにおける味の素使用は本人の意思であるとされています。
補足:
むしろリュウジさんは、味の素を過剰に使うスタイルを自虐的にネタとして扱うことも多く、
ファンの間ではそれすらも「キャラの一部」「味の素とズブズブなの好き」として受け入れられています。
なぜそこまで味の素を推すのか?
リュウジさんがこれほどまでに「味の素」を使う理由には、いくつか明確な目的と哲学があります。
理由①:家庭でも“外食レベル”の味に近づけるから
外食やプロの料理には、「旨味」を重ねる技術が多用されています。
昆布やかつお節、肉の出汁などから複雑な旨味を出すには時間も手間もかかりますが、
リュウジさんはそこに味の素という“ショートカット”を使っているのです。
「味の素を一振り入れるだけで、料理の格が一段上がる」
(リュウジさんの発言より)
彼にとって味の素は“ズルい調味料”ではなく、“理にかなった時短アイテム”なのです。
理由②:「誰でも、確実に、うまく作れる」ための工夫
SNSやYouTubeで人気になるレシピは、「誰が作ってもおいしい」が重要。
しかし調味料の配分や素材の状態には個人差があるため、味がブレやすいという課題も。
そこでリュウジさんは、味の素の“うま味ブースト効果”を活かすことで、
失敗しにくく、誰でも「おいしい」と思えるレベルに味を整えているのです。
また、「調味料だけでこの味に到達するのは、難しい」とも言っているほど味の素の旨み成分には隠された深さがあるようです。
理由③:「うま味=幸せ」と考えているから
彼のレシピには「脳がバグる」「中毒注意」「やみつき必至」などの言葉がよく登場します。
これは単なるバズワードではなく、「料理はうま味と快感の追求」という信念の表れ。
そのためには、グルタミン酸という“うま味の核”を使わない理由がないのです。
結論:スポンサーでもあるが、それ以上に“ガチで好き”
リュウジさんは過去に味の素と公式にタイアップしたことがあるため、スポンサー関係が「一切ない」とは言えません。
しかし、普段のレシピや動画の中で味の素を使っているのは、
- 「案件だから」ではなく
- 「味の素が好きすぎて、自然に使ってしまう」からです。
つまり、リュウジさんは“味の素の回し者”というより、“味の素の信者”。
そしてその信仰には、理屈と説得力があるのです。



