まもなく2021年のしし座流星群が極大(活動が最も盛んになること)を迎えます。
しし座流星群は毎年ほぼ同じ時期に日本で観察することが出来る天体イベントですが、2021年流星群の詳細が気になります。
今日は
しし座流星群2021はいつ?ピークの時間帯は?
しし座流星群2021の見える方角は?
しし座流星群2021はどれくらいの流星が見える?
次の流星群はいつ?
について調査しました。
しし座流星群2021はいつ?ピークの時間帯は?
2021年のしし座流星群は11月6日から11月30日の期間に出現し、極大(活動のピーク)は11月18日午前2時ごろです。
そのため、一番観察しやすいのは11月18日未明から明け方にかけてとなります。
しし座流星群の流星と思われます。
既に活動開始しているようです。
流星雨、期待したいなぁ。 pic.twitter.com/T6scoRyot7— S.Yamada (@oceanis350) November 3, 2021
しかし、今回の流星群はあまり条件が良いとは言えません。
すぐ翌日19日が満月の為、月あかりの影響を受けるためです。
11月17日の東京の
月の出時間は15時31分
月の入り時間は翌18日3時58分
となっているので
ほぼ一晩中月が出ていることになります。
しし座流星群2021の見える方角は?
基本的にしし座流星群はどの方角を見ていても観測できます。
しし座流星群に限らず、流星群は放射点を中心に全方向に流れます。
そのため、町明かりや月あかりの影響のない方角を見ると良いでしょう。
この日は前述のように満月に近い月が出ているので、基本的には月と反対側を見ると良いでしょう。
極大時間を迎える18日未明~明け方には月は南西にあるので、北東の方角が最も月明かりの影響が少ないでしょう。
また、流れ星の流れ出す瞬間を見たいという場合は、放射点に近いしし座のあたりを見ると良いでしょう。
極大を迎える18日の2時ごろ、東京ではしし座は東の空にあります。
しし座の口元あたりが放射点になります。
しし座流星群2021はどれくらいの流星が見える?
今回の流星群は活動自体がやや低調だと予測されており、活動のピークの時間帯でも1時間に3~5個程度の流星が見られる予想です。
あまり多くの流星は見られない予想ですが、天候などの条件が合えば、12月まで活動しているおうし座北流星群との天体ショーが見られる可能性もあります。
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昨晩は朝方に晴れ、たくさんの流星が流れました。2021年11月2日0時から5時にかけて、富士から南東、南西、北西、南の高い空に向けた広角カメラ見た様子です。オリオン座流星群やおうし座南流星群、おうし座北流星群、しし座流星群などが写っています。東や南西方向ではスプライトも出現していました。 pic.twitter.com/NT6WCiBoqp
— 藤井大地 (@dfuji1) November 1, 2021
次の流星群はいつ?
次に日本で流星群が観測できるタイミングは2021年12月のふたご座流星群です。
2021年のふたご座流星群は極大時間が日本では日中に当たるので観察条件としてはあまりよくありません。
しかし、極大前後の日では天候さえ良ければ流星群が見られる可能性が高いです。
見頃となる予想日は
【第一候補】12月14日21時頃~15日日の出(日本時)
【第二候補】12月13日21時頃~14日日の出(日本時)
です。
まとめ
2021年のしし座流星群は11月6日~30日ごろ出現し、活動のピークは11月18日(木)未明から明け方にかけてです。
11月19日が満月の為、月あかりの影響があり、条件としてあまりよくありません。
活動が盛んな時間でも1時間に3~5個程度の流星が観測できる程度の予報です。
流星群は全方向に流れるのでどの方角を見ていても観測できますが、月あかりの影響のない方を観測すると良いでしょう。
屋外で観測する場合は、しっかり防寒して観測しましょうね。