毎年10月中旬~11月中旬にはおうし座流星群が観測されます。
今年2021年も10月20日~12月10日にかけてが出現期間となっています。
この中でも11月の中頃は活動のピークを迎えます。
今日は
おうし座流星群2021が見られる時期
おうし座流星群2021が見られる方角
おうし座流星群2021が見られる時間帯
おうし座流星群2021を観測するポイント
について調査しました。
おうし座流星群2021が見られる時期は?
おうし座流星群は毎年10月~11月頃に見られる流星群で、2021年の出現期間は10月20日~12月10日ごろです。
おうし座流星群は南流星群(南群)と北流星群(北群)に分けられ、極大(流星群の活動が最も盛んになる時期)が異なります。
南群の極大は2021年11月5日ごろ、北群の極大は11月12日ごろです。
南群、北群ともに天気さえよければ、良い条件で観ることが出来そうです。
また、おうし座流星群は大きなピークがないのが特徴でもあり、出現期間中は1時間に5~10個程度の流星が見られます。
極大の日を過ぎてしまっても、期間中ならば見られる可能性があります。
おうし座流星群の流星がよく流れています。2021年10月28日17時53分15秒に流れたおうし座南流星群の流星を、平塚から南の空に向けた広角カメラで見た様子です。まだ放射点が低い時間だったので、長くゆっくり流れました。 pic.twitter.com/UZ7iR9ee6W
— 藤井大地 (@dfuji1) October 29, 2021
おうし座流星群2021が見られる方角は?
おうし座流星群に限らず、流星群は放射点を中心に空全体に星が流れるので、どの方位を見ていても基本的には観測することが出来ます。
大切なのは、町明かりなどの少ない、暗い空を観察することです。
放射点は名前の由来ともなっているおうし座です。
おうし座は冬の代表星座であるオリオン座のすぐ右上に存在します。
放射点であるおうし座は日没後しばらくすると東北東の空に出始めます。
その後、高度を上げ、翌日未明には最も高度が高くなります。
おうし座流星群2021が見られる時間帯は?
おうし座流星群は南群、北群ともにおおむね一晩中観測できます。
南群が極大となる11月4日から11月5日にかけての夜は、5日0時の月齢が29.2で、6時間後に新月となります。
月明かりの影響を受けることがないので、条件としては良いと言えます。
北群は、11月12日の月齢は6.7。
月が沈む0時以降は月明りの影響を受けないので、特に観測に適しています。
おうし座流星群2021を観測するポイントや注意点
おうし座流星群を観測する上でいくつかポイントがあります。
おうし座流星群流星の数は少ない
流星群というと空一面から星が降ってくるようなイメージがありますが、おうし座流星群の流星の数は1時間に数個~多くて10個程度と決して多くはありません。
ですが、星の流れるスピードがゆっくりなので、比較的長く流れる星を見られる可能性があります。
また、明るい流星を見られる可能性もあります。
流星が見られたらラッキーくらいの気持ちで構えると良いでしょう。
目が慣れるまでしばらく待つ
夜空に目が慣れるまで、10分程度はかかります。
事前に明かりに邪魔されない場所や見る方角などを調べておいてから、時間にゆとりを持って観察を開始すると良さそうです。
防寒対策をしっかりとする
おうし座流星群の観察できる秋~初冬は空気も澄んでおり、天体観測にはもってこいの季節だと言えます。
しかし、夜はかなり冷えるこの時期。
防寒対策は十分にして観察に挑みましょう。
おうし座流星群2021まとめ
2021年のおうし座流星群は10月20日~12月10日ごろに出現し、極大の時期は11月5日(南群)と11月12日(北群)です。
おうし座を極点とし、空全体に星が流れるので、どの方角を観察していても大丈夫です。
どちらの日も月あかりの影響は少なく、天気さえ良ければ観測向きの空になりそうです。
おうし座流星群は流れる星の数は少ないので、たくさんは見えませんが、明るい星や長時間流れる星に出会える可能性があります。