長女・カノアは3歳になってすぐにチアダンスを習い始めました。3歳から入会できる教室で、当然クラスでは最年少。3歳でもチアダンスは出来るのか?習い始めて1年以上経過した今の状況、これまでの経緯をレポートします。
始まりは保育ルームのお姉さんが習っていたこと
カノアがチアダンスに興味を持ち始めたのは2歳になったばかりの頃です。
0歳児の頃からお世話になっていた個人経営の保育ルームに休日保育でお世話になる機会が度々ありました。
そのお宅のお嬢さんがチアダンスを習っており、練習で使うポンポンを持ってみんなで遊ばせてもらう機会があったのです。
そのポンポンが大好きで、先生からも「カノアちゃん、踊るのが大好きですね」と言われていました。
次第に、「カノアもポンポンのダンスしたい!」というようになりました。
先生に聞いてみると、その教室は年少から入会できるとのこと。
年少になるとすぐに教室に問い合わせをし、体験レッスンに行くことになりました。
一回で気に入ったカノア~即入会
先生から体験レッスンの子用のシンプルなポンポンを貸してもらい、体験レッスンに参加するカノア。
3歳から入会できるといっても、みんなカノアより年上で、年長と小学一年生の子たち合わせて6名ほどのクラスでした。
私の第一印象は「大きい子ばかりだから、カノアにはまだ早かったかな~」でした。
しかし、当のカノアは念願のポンポンを持って踊れるので大興奮。とても嬉しそうでした。
レッスンは50分。通常は親のレッスン中の付き添いはなく、送って先生に引き渡し、終わる頃にお迎えに行きます。
レッスン中、わからなかったり、ちょっと疲れるとマジママのところに駆け寄るカノア。50分のレッスンはまだカノアには集中が続かないようでした。
お稽古が終わり、最後に先生からの説明がありました。年齢がほかの子よりも小さすぎるし、集中が続かないのでもう少し後の方が良いかなと思っている旨を正直に伝えました。
先生からのお答えは、2歳から入った子もいるので年齢は大丈夫、今日はお母さんがいるから甘えも出たと思う、集中が続かなくても段々慣れます!とのこと。
そして何よりもカノア自身が「次の時はみんなが持っているキラキラのポンポン(本入会した子のポンポン)がいい!カノア、次のお稽古もがんばるよ!」というのです。もう入会した気持ちでいました。
その場でカノアにレッスンを頑張れるか確認し、「頑張る!カノアはやりたいの!」との返事だったので入会することにしたのです。
その後のレッスンの経過~本当に続けられる?
次のレッスンの日。この日から本入会し、母子分離でクラスに参加です。カノアには「次のお稽古から、ママはいないよ。でも先生とクラスの皆がいるから大丈夫だからね!」と言い聞かせてありました。
クラスの間、私の方がドキドキ。
終わってお迎えに行くと、「カノアちゃん、途中で疲れた時もあったみたいですが、大丈夫でしたよ~」と言われてホッとしました。本人もニコニコ顔で出てきました。
私も一安心。その後も同じ感じでレッスンが進んだので「問題なさそうだなぁ」と私も安心しました。
しかし、ちょっと雲行きが怪しくなったのが夏の頃。ちょうど保育園が合わずにあれやこれやあった頃。この頃のことは下記の記事を参考にしてください。
レッスンの終わりには集中が切れてしまい、お迎えに行くと後ろの方に座っていたり、迎えに行くとすぐに私に抱き着いてくるようになっていました。
カノアに聞くと「カノア、疲れちゃうのよ~」との返事。ちょうどこの頃に全員参加必須の発表会もあり、熱心に練習して欲しいのにこの態度。発表会の後も街のお祭りやイベント等で月に数回ステージで踊る機会もあります。秋のイベントシーズンは毎週のように踊ります。
マジママ自身は子供の時からブランクがありながらも現在もクラシックバレエを趣味でしています。そのせいか踊り系のお稽古事に関してはちょっと感情がこもってしまう面もあり「お稽古したくないなら時間もお金も勿体ないからもう辞めなさい!お稽古の時間、他の子にも迷惑だから!」と叱った日もありました。
カノアは愚図りながら「辞めたくないよー、頑張れるー」といい、レッスンには参加するもののまた集中が続かずグズグズ。
ついに気になり先生に「この状態で続けても良いのか、発表会は参加しない方が良いのではないかと思っている」という旨を相談しました。
先生からの回答は「誰にもこういう時期はあって、ちょうどカノアちゃんはそういうタイミングなだけですよ。こればっかりは時間が解決してくれますから。本当に嫌な子はレッスンにも来ないし、一時間ずっとカーテンの陰に隠れていた子もいます。カノアちゃんはレッスンの前半はちゃんと参加出来てますし、振り付けは覚えるのが早くてもう頭に入っています。他の子の邪魔をしたりはしていないので大丈夫ですよ。」とのこと。
本人も休みたくないとの事なので、休まずにレッスンに通い続けました。
集中力にムラがあっても何とか通い続けた結果…
そんな集中力にムラがある状態は4~5ヶ月続きました。
その間の発表会やイベントで、舞台の上で集中力が切れてしまったことも。舞台まで上がったのに踊れなかったことが2回ありました…。先生も周りのお母さんたちも「カノアちゃん、最年少なのに頑張ったね!緊張しちゃったのかな。」と暖かく見守ってくださったのが幸いでしたが、私は申し訳ないやら恥ずかしいやら。先生達、同じチームのお姉さん達、親御さんたちに平謝りするしかありませんでした。夫のヒロさんは踊らなかったカノアに腹を立て、舞台の後怒ってどこかに行ってしまった事もありました…(ヒロさんが何気に怒ると1番面倒くさいのです…)
カノアは「今日は舞台の上では踊りたくなかったのー。でもチアは大好きだよ!」と屈託のない笑顔で話すので拍子抜け。そして、次のレッスンも変わらず参加するのでした。
そんなカノアに変化があったのが入会して10か月を過ぎた頃。カノアの誕生日があり、4歳になったのです。
「4歳になったから、カノアはレッスン頑張るの!」4歳になるひと月くらい前からよく自分でこう言っていました。
ちょうど4歳の誕生日当日はレッスンの日。その言葉の通り、その日のレッスンは途中で休んでしまうことなく、最後まで練習に参加できました。
そして、その一週間後にイベントで大きな舞台で踊る機会がありました。以前のこともあったので、今回も前々から言い聞かせ。「4歳になってレッスンもちゃんと参加できるようになったね!舞台でも練習の通りに踊ってくれたらママ嬉しいな♪」と何度も話していました。
舞台当日。先に集まり練習があり、その時から私は控室には入れません。念のため、ドアの前にいるように先生に言われており、スタンバイしていましたが、呼び出されることなく。子供たちが舞台袖へ移動するときに「お母さん、たぶん大丈夫です。このまま客席に戻って見ていて頂いていいですよ。」と先生から耳打ちされました。
先生のお言葉通り、無事に舞台で踊れたカノア。迎えに行くと「カノアはもう4歳だから踊れるんだよー!」と誇らしげでした。ヒロさんも機嫌よく一安心(笑)
その後のレッスンでも50分間ちゃんと踊れるようになりました。
1年間のレッスンを振り返って
今思うと、もしかしたらカノアにとっては3歳になってからすぐにレッスンを始めたのは早かったかもしれません。4歳から始めたら、私もヤキモキせずに、毎回集中してレッスンに参加できたのかも。
しかし、一度本人がやりたいと本気で言ったのなら、本人の希望になるべく沿ってあげたいなと思います。
私は「本人がやりたくないことは習わせない」がモットーで、本人が希望したことしか習わせません。カノアはチアのレッスン自体は好きで行きたい、けれど50分のレッスンの集中が続かないのが難点でした。
先生が仰っていた通り、集中力が続かないのは時が解決してくれました。
カノアの通う教室はイベントが多かったこともあり、途中休会はしませんでしたが、子供の集中力が続かず親の方が気持ちが滅入ってしまうくらいなら、途中休会するのもありかなと思います。本人が「またやりたい!」と自ら言ったら再開させればよいと思います。
今はレッスンが楽しくて仕方ない様子。先月からコロナウィルスの影響でレッスンが休みになってしまいました。レッスンがお休みになると伝えたら泣いていたほどです。ですが、家で次の振付の曲を何度も聞いたり、ストレッチしたりしています。
早く世の中が落ち着いて、またレッスンに参加させたいと思います。
1年のレッスンを通して、改めて感じた我が家の習い事の方針は
本人がやりたいと言った事を習わせる。
無理強いしない。
必要に応じて休ませるのもあり。
です。
好きなことは伸びる!と信じています。今後も本人の気持ちに寄り添いながら応援していきたいと思います。