小児歯科通院が始まる
前回の記事の続きです。
前回記事はこちら
カノアは三歳児健診でC0の初期虫歯を指摘されました。その後、4か月ほど過ぎ、今度は保育園の歯科検診がありました。しかし、この日に風邪を引き欠席したカノア。園医である歯医者さんを紹介され、直接行くことになりました。
そして、そこでも今回も三歳児健診で指摘されたところを同じ個所がC0(初期虫歯)として指摘されました。
「現段階では様子見でも大丈夫かもしれませんが、今後のことも考えて定期検診に通ってください。まずは歯医者さんに慣れる練習をしていきましょう。」とのこと。
ここから定期的にこの歯医者さんに通うことになりました。
歯科治療の練習が始まる
2週間に一度ほど歯医者さんに通い、歯医者さんに慣れる練習が始まりました。
最初の練習はママと離れて一人で診療室に入ることです。
歯医者というキーワードだけで嫌がっていたカノアですが、痛いことをされないとわかっているとなると全然平気のカノア。先生も優しい女性だったので、これは難なくクリアでした。
その後、先生の前で口を開けるのも何の問題もなくクリア。この調子ならスムーズに慣れてくれそうだなと思いながら、2回の練習が終わりました。
が、ここで治療の練習につまづく
歯科治療に慣れる練習も3回目を迎えました。今回もすんなりママとバイバイして治療室に入りました。
ここまでは良かったものの、10分もしないうちに衛生士さんに抱っこされて出てきたカノア。
「カノアちゃん、座って口を開けて器具で風を当てたりするところまでは良かったんですけど、ライトに怯えてしまって~」との事。この日の練習はここで終わりました。
そしてまた2週間後の練習の日。
この日は練習に向かう道で寝落ちてしまい、着いて無理矢理起こしてしまったが故に不機嫌なカノア。
そこに加えて前回つまづいたライトの練習でギャン泣きになって部屋から出て来てしまいました。
その後はもう絶対に部屋に戻らないと言い張り、併設のキッズスペースで衛生士さんとお話することに。
「これまではスムーズだったので、本当に嫌と言うよりも今日のタイミングが悪かったのもあると思いますよ。これで歯医者が嫌いになるのも良くないので、無理せず今日はここまでにして、2週間後でも3週間後でもカノアちゃんの気持ちが落ち着いた頃に次の練習に来てくださいね」と言ってくださいました。
優しい衛生士さんの言葉に救われました。
しかし、この頃、カノアの不機嫌・癇癪持ちがマックス状態の時期。この頃のことはまたいずれ別記事にしたいと思っていますが、通っていた保育園が合わなかったり、次女が生まれて半年程経ち、色々我慢していたものが溢れてきていたりで情緒不安定気味でした。また、新居を購入し引っ越しを控えていたり、保育園から幼稚園への転園もあったりで、親子共に心身共にへとへとな時期でもありました。
そんなこんなもあり、定期的に通っていた歯科の練習も行けずに2か月ほどが過ぎてしまいました。
ついに痛みが出てしまった
前の歯科練習から約2ヶ月。
この間に引越しがあり、カノアの転園があり。
家族皆にとって大きな転換期でした。
やっと少し生活が落ち着いてきたかなという頃。
そろそろ歯医者さんにも連絡せねばと思っていたある日の夜の事です。
「歯が痛いよ~」
と突然カノアが泣きだしました!
「あ~、ついに来てしまった!」
歯医者さんに行けていない間ももちろん歯磨きはしてきました。しかし、虫歯は進行してしまっていたようです。
翌朝には痛みは消えていたようですが、痛みのあった翌日すぐに歯医者さんへ予約を取りました。
しかし、人気のある歯医者さんの為、予約は約10日後。
その間、毎日痛みがあった訳ではなく、どうやら寝不足の日や疲れすぎた日の夜、寝る前に痛みが出ている様でした。
やっと歯医者さんへ
やっと予約の日になりました。この日も痛みはなく、カノアは「もう歯、痛くないよ!」と行くのを嫌がっていました。
しかし、本人も歯が痛いのは嫌なようで、ぐずることも無く無事に治療室に入り、先生に歯を見せることも出来ました。
この日は練習ではないので、マジママも一緒に治療室に入りました。
「今日はママも一緒に来るの?向こうで待っててもいいよ」なんてカノアは言っていました。
「やはり、虫歯が進行していますね。治療をした方が良いと思います。
選択肢としては
①また前のように治療のための慣らしの練習をして、慣れた頃にここで治療をする
②治療としては外来ですぐに済む程度なので、他の一般歯科に行って治療する
③大きな病院を紹介するので、そこで笑気ガスや全身麻酔などの処置をして治療する
があります。どうされますか?」
と先生から言われました。
上記の治療法のそれぞれのデメリットは
①治療ができるようになるのがいつになるかはわからない。治療ができるようになるまでに更に虫歯が悪化する可能性もある。
②治療に向けての慣らしなどはないので、場合によっては拘束しての治療などもあり得る。歯医者に対してのトラウマを与えかねない。
③入院治療となる可能性も。麻酔の副作用もないわけではない。
という点です。
この日はすぐに結論を出すのではなく、夫とも相談することになり、また翌週に行くことになりました。
マジママの気持ちとしては
これ以上痛い思いをさせたくない。
歯医者に対してトラウマを与えたくない。
進行が進むという不安を抱えたくない。
それらから夫とも話し合い、③の大きな病院で笑気ガスや麻酔を使用しての治療をするという結論に至りました。
次の治療の際に病院への紹介状を書いてもらい、すぐに病院への初診予約をとり、その日から2週間後に行くことになりました。
またまた、長くなったので次回に続きます。