カノア、虫歯治療で入院する・最終話~ついに入院~

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初期虫歯から入院治療することになった長女・カノアの話。ついに入院、最終話です。

これまでの話はこちらからご覧ください。

第一話

https://majimemama-smileikuji.com/mushiba-nyuin1

第二話

https://majimemama-smileikuji.com/mushiba-nyuin2

第三話

https://majimemama-smileikuji.com/mushiba-nyuin3
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術前検診へ~これが大変だった!!

入院一つ前の検診となりました。この日は術前検診の日です。午前中いっぱいかかると言われていました。

 

朝から時折思い出しては「チックンするのヤダ~!!」と泣くカノア。そりゃ嫌だよね。ママだって嫌がるカノアを連れていくの悲しいよ~。

「終わったら大好きなピザを食べに行こう!」と約束し、「頑張る」というものの「怖いよ~」と時折泣きながら病院に向かいました。

受付をした後も「ねえ、チックンするの?」と何度も聞くカノア。「そうだよ。でもすぐ終わるよ」「嫌だ~(泣)」の繰り返しでした。

最初はいつもの歯科の先生の診察です。ここでは慣れた先生の顔を見て嬉しそうにするカノア。しかし、また思い出して「チックンはイヤだよ!!」と先生にも話していました。「そうか~嫌だよな~。まずは写真撮っておいで」と先生。

診察室を出て、まずはレントゲン撮影。こちらは前回もやっているので何の問題もありませんでした。

そして次は身長・体重測定。

この部屋に入る時も「チックンする?嫌です!」と担当の先生に言っていました(笑)

測定も何の問題もなし。

いざ、採血!!

いよいよ血液検査です。

「ねえ、チックンする?」の質問に「そうだよ」と言わねばなりません。

当然「ぎゃ~~~嫌だ~~~(号泣)」

待合室に響き渡るほどの声で泣くカノア。

こども病院なので待合にいる親御さんたちも同情の目で見てくださっていましたが、お騒がせして本当に申し訳なく、恥ずかしく…。

何とか抱えて診察室に入るもずっと号泣するカノア。

あの手この手でなだめすかすも全然落ち着きません。

が、看護師さんが「終わったらどのシールを貼ろうか?プリンセスもあるよ~」

と注射後に貼るテープに絵を描いてあるものを見せてくれると急に泣き止みました。

そう、カノアはプリンセスが大好き。最近は白雪姫になりたがっています。

「カノアは白雪姫だよ!!」と食いつきました。

「じゃあチックン頑張れたらあげるね」と看護師さん。

そこからも号泣はするものの、何とか腕を出してくれて、私が抱っこしながら採血を決行。

ずっと泣き叫んではいたものの、無事に終えることが出来ました。

終わった後もしばらく泣き叫んでいて、おならが出てしまったらしく「わーんおなら~!」と泣いていて皆が大笑い。するとカノアもやっと表情が緩んで何とか待合室に出ることが出来ました。

待合室まで一部始終聞こえていたと思うので、待っている患者さんの視線を一気に集めていました(^-^;

術前検診最後は麻酔科の先生の面談

診察室に戻り、担当の歯科の先生に「どうだった?」と聞かれました。

カノアはまだ涙の残る顔で「チックンしたよ!痛かった!!」と即答。

「頑張ったじゃ~ん!!お利口だったね!」とほめてもらい、カノアはちょっと嬉しそうでした。

ここで最後に入院日の流れの話があり、今日は最後に麻酔科医の先生との面談をするようにとのことで麻酔科に行きました。

麻酔科の先生との面談でも「今日はチックン頑張ったんだよ」とどやるカノア(笑)

麻酔科医の先生からは処置の際の麻酔の説明、実際に麻酔を使う時のマスクを見せてもらいました。マスクはいい匂いがついており、三種類の香りから選ぶことが出来ました。カノアはいい匂いにウキウキ♪コットンキャンディーのような香りを選んでいました。

 

そして入院当日の朝が来た

入院当日が来ました。当日は朝5時から絶食、飲み物だけは朝11時までOKとなっていました。12時30分に病院に行き、13時から処置開始と決まっていました。

前々から「入院の朝はご飯が食べられないよ。でも終わったら食べられるからね」と話しており納得してくれていましたが、いざ当日になると「おなかすいたー!!」「なんでカノアだけご飯が食べられないの」と大泣き。前日の夜もしっかりご飯を食べさせましたが、朝になればおなかもすきますよね。イオン飲料は水分として飲ませても良いとのことでした。甘みのあるイオン飲料なら少しはカロリーもあるので、飲ませて何とかしのがせていました。それでもずっと大騒ぎです。

普段は食欲にむらがあり、朝は特にあまり食べないときもあるのですが、「食べちゃだめ」と言われると余計に食べたくなるのもあるのかもしれません。

途中からあきらめたのか空腹のピークが過ぎたのか、意気消沈という感じになっていました。

この日の朝は時間が過ぎるのが長く感じました。

そしてついに入院

何とか病院に行く時間になり病院へ。

指示通りに手術室に向かいます。様々な科の、この日の手術の家族が同じ待合室にいらっしゃいました。手術棟も暖かで優しい色合いで、病院特有の怖さを感じさせません。さすが子供専門病院です。手術棟の待合室まではオハナも一緒にいることが出来ました。

最初に看護師さんがお二人来て名前や手術内容の確認をしました。上手にカノアにも接してくださるのでカノアもすぐになついていました。術着に着替えるように指示があり、着替えを済ませしばらく待合室で過ごしました。おもちゃや絵本があり、カノアもオハナも遊んで待っていました。

そこに担当の先生が「カノアちゃん、行こうか~」とお迎えに来てくれました。

部屋に入り、名前や生年月日、処置内容を確認。カノアは看護師さんに抱っこしてもらい、全く怖がることもなく入っていきました。私の方が、この時申し訳ない気持ちや不安な気持ちで泣きそうでした。

処置の間に入院手続きを済ませる

処置自体は30分程度とのことでしたが、麻酔から覚めて処置室から出てくるのは2時間後位との事。

 

この間に昼食を済ませ、入院手続きと家族宿泊施設のチェックインを済ませました。

夫・ヒロさんはカノアの入院手続きを済ませ病室で待機するとの事。オハナは入院病棟に入れないので、私と一緒にカノアが出てくるまで待合で待つことに。その間にオハナは寝てしまいました。

無事に処置終了

予定時刻頃に、担当の先生が待合室にいらっしゃいました。

「ああお母さん、ここにいましたか。お父さんは病室?無事に終わってます。まだカノアちゃんは寝てますので、簡単に説明します。」

とのことで、病室にいたヒロさんも呼び出され、一緒に説明を受けました。

「ここの奥の歯がやはり深くまで行っていましたので神経を抜き被せものをしています。ほかにも軽度の虫歯があったのでそこを削って埋める処置をしています。この年で入院での処置はかわいそうですよ。今度もこのようなことがないように十分に気をつけてください。」

 

無事に終わったことへの安堵感と、虫歯にしてしまったことへの罪悪感、カノアへの申し訳なさ、先生への感謝等色んな気持ちが入り混じっていました。

その後しばらくし、カノアが目を覚まし、ベッドで寝たまま運ばれてきました。麻酔明けは不機嫌になるかもしれないからお母さんがついていた方が良いと先生や入院経験者の知り合いから何度も聞いていたのでドキドキしていました。しかし、泣くことなく静かに横になっていました。

そして、最初の一言は「ねえ、もう何か食べていい?」でした。

夕飯までまた空腹との闘い

しばらくは私がカノアについていた方が良さそうだと思ったので、オハナはヒロさんに託して宿泊施設に行っていてもらいました。

カノアは被せものをした歯を触ってみたり、違和感があったようです。しかし、痛みやふらつきなどもなさそう。とにかく「おなかすいた」ばかり言っていました。

この後まずは水を飲んで30分経ってから気持ち悪くならないかのチェックがありました。その間もひたすら空腹を訴えるカノア…。看護師さんが来てくれるのが少し遅くなり、チェックしてくれるとちょうどもう夕飯が配られる時間。

すぐに夕飯を持ってきてもらい、がっつくように食べていました。普段は嫌がるお野菜まで完食。それだけで足りず、のちに付き添い交代したヒロさんの夕飯のお弁当まで半分食べたそうです(もちろん看護師さんの許可をもらっています)

入院病棟にもプレイルームがあり、消灯までそこで遊んだりして21時消灯。割とすぐに寝付いたようです。

翌朝は寝起きに「ママに会いたい」を連呼していたようです。こちらもオハナの支度などもあったので、カノアの朝食後にヒロさんとバトンタッチして付き添いました。朝ごはんも完食だったそうです。そして、先生の問診を受け、11時に退院となりました。

一家総出でとにかく大変だった入院

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カノアは虫歯以外は健康体なので、調子が悪くないのに食事を抜くことは本当につらかったと思います。また、通常なら通院で治療できる程度のものでした。年齢が小さいこと、歯医者を怖がること、これ以上虫歯を悪化させたくないことから入院での治療を選択しました。

その後は処置から2週間後の検診を先日受けました。特に問題ないとのこと。歯磨きは前よりうまくできているようで、先生も「こないだの入院で懲りたみたいだね。」と言っていました。

カノア自身も術前検診の採血と術前の空腹がとにかく辛かったようで、退院以来仕上げ磨きも前ほど嫌がらなくなりました。

これから私にできるのは、もう同じ経験をさせないこと。今後はより一層子供たちの歯の健康維持に努めたいと思います。

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