まもなく2022年の夏至がやってきます。
夏至は二十四節気のひとつです。
毎年ニュースで伝えられたり、カレンダーにも書いてありますね。
今日は
夏至2022はいつで日の入り時間は?
夏至の日は何をするの?
夏至にスピリチュアルな意味はあるの?
について調べてみました。
夏至2022はいつで日の入り時間は?
2022年の夏至の日は6月21日(火)です。
夏至とは1年で1番太陽の出ている時間が長く、昼の長い日です。
夏至の日の出・日の入り時間は
- 北海道(札幌)3:55 19:18
- 北海道(根室)3:37 19:02
- 宮城県(仙台)4:13 19:03
- 東京都(東京)4:25 19:00
- 愛知県(名古屋)4:38 19:10
- 大阪府(大阪)4:45 19:14
- 広島県(広島)4:58 19:26
- 高知県(高知)4:56 19:19
- 福岡県(福岡)5:09 19:32
- 沖縄県(那覇)5:38 19:25
となっています。
北海道ではなんと4時前に日の出するんですね!
夏至は二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつにも挙げられています。
二十四節気とは1年を太陽の位置から24に分けて、それぞれの季節に名前を付けたものです。
これは昔から農業や生活の暦として取り入れられてきました。
夏至の日は太陽の軌道の関係で決まり、毎年6月21日か22日になります。
日本のある北半球が夏至の日、南半球では逆に1年で1番太陽の出ている時間が短く、夜の長い冬至の日になります。
昼が長くなるのは地球の公転と自転による影響によるものです。
夏至の日は北半球を太陽が真上から照らすため、昼が長くなります。
逆に冬至の日は太陽が斜めから照らされるため、夜が長くなります。
出展・https://www.popalpha.co.jp/blog/post/hiragay/summer_solstice
夏至と冬至の太陽の軌道は以下の図のようになっています。
出典・日本標準
夏至の日は太陽が1年で最も北から上り、太陽が高度の高い点を通って最も北に沈みます。
冬至の日は太陽が1年で最も南から上り、太陽が高度の低い点を通って最も南に沈みます。
夏至と冬至で実際にどれくらい昼の長さが違うかというと
東京 夏至 日の出4:25 日没19:00 昼14時間35分
冬至 日の出6:47 日没16:32 昼9時間45分
名古屋 夏至 日の出4:38 日没19:10 昼14時間32分
冬至 日の出6:57 日没16:44 昼9時間47分
大阪 夏至 日の出4:45 日没19:14 昼14時間29分
冬至 日の出7:01 日没16:51 昼9時間50分
昼の長さがなんと5時間近くも違います。
ご自身の住んでいる地域の日の出・日没の時間は国立天文台のサイトから調べられますよ。
夏至の日は何をするの?
夏至の日にする風習は地域によっても異なりますが、冬至よりは風習が少ないようです。
冬至の日は「ゆず湯に入る」「かぼちゃを食べる」等といった風習が思いつくかと思いますが、夏至の日の風習はあまり聞かないという方も多いのではないでしょうか。
昼の長い夏至の頃は日本では梅雨の真っ最中。
低温に強い稲ができるまでは、田植えの時期は今より遅く、梅雨の時期に行うものだったため、夏至の頃は農繁期でとても忙しい時期でもありました。
田植えは「夏至のころ、半夏生まで」といわれ、農作業を一息つける目安の時期だったようです。
その為、全国的な風習はあまりありませんが、いくつか見ていきましょう。
タコを食べる
関西地方ではタコを食べる地域があり、半夏生(7月1日か2日)のタコと合わせて人気です。
食べ方は様々で刺身、たこ焼き、マリネ等だそうです。
これには、作物の根がタコの足のようにしっかりと根付くようにという願いが込められています。
半夏生餅を食べる
奈良や和歌山、そして関東地方では、この時期に採れたばかりの小麦と餅を練ってきな粉をまぶした半夏生餅を夏至から半夏生の間に食べる風習があります。
出典・農林水産省
この半夏生餅は、まず田んぼの四隅にお供えしてから食べたそうです。
田植えの終わったばかりの田んぼの豊作を願い、田植えの労をねぎらうために作られたものです。
日本の夏至のお祭り
三重県にある二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)では、毎年、夏至祭が行われています。
「お伊勢参りは二見から」という言葉があるように、太陽神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)をご祭神とする伊勢神宮へは、二見興玉神社のある二見浦海岸で禊をしてから参拝するのが、正式な参拝方法なのだそうです。
二見興玉神社の海上には有名な「夫婦岩」があります。
夏至の日の前後には、その岩の間から朝日がのぼるのを見ることができます。
そして、それはちょうど富士山の方角でもあり、山頂のシルエットと重なるため、美しく神々しいのです。
例年の夏至祭では、早朝の3時30分から祭典が始まり、禊行事を行います。
※2022年の夏至祭の禊ぎ行事は中止。
夏至祭の神事のみご本殿で神職のご奉仕で斎行されます。
出典・二見興玉神社
二見興玉神社所在地・三重県伊勢市二見町江575
海外の夏至のお祭り
日本では夏至の頃は梅雨ということもあり、お祭りはあまり多くありませんが、北欧や東欧など北極圏の国では白夜と合わせて、お祭りが行われています。
特にキリスト教が盛んな国々では聖ヨハネの日(6月24日)がキリスト教の祭日であることから、夏至と関連付けたお祭りが数多く開催されています。
花飾りを街中に飾りつけ、花冠をかぶり、花やはっぱを巻き付けたポールを立てるというものが多いようです。
また、花占いをしたり、恋人や結婚を占うことも盛んにおこなわれています。
また、お祭りではありませんが世界的な運動として、2000年代から夏至の日に「キャンドルナイト」が行われています。
こちらは、夏至や冬至の夜に電気を使わずキャンドルを明かりとして使うことで、省エネ、省電力を呼びかけるイベントです。
日本でも「大地を守る会」等が主催となって開催されています。
夏至にスピリチュアルな意味はあるの?
夏至は1年で1番日照時間の長い日。
その為、陽の気が最もパワフルな日です。
夏至を期に、日照時間は日ごとに短くなり、「陰の気」に変わっていくタイミングです。
夏至の日は切り替えの日。
デトックスとチャージを意識すると良いでしょう。
ゆったりとお風呂に入って心身を清める。
しっかりと食事をとり、よく寝ることは特に大切です。
寝具にこだわってみたり、新しいものに変えるのにも良い時でしょう。
夏至の日の前後1週間くらいは、スピリチュアルなメッセージを受け取りやすい時期だとも言われています。
ふと耳にした言葉が頭に残ったり、印象的な出来事に出会うかもしれません。
それを自分で考察し、どんな意味なのか考えて受け取ると良いでしょう。
そのメッセージへの感度を上げるためにも先述のデトックスとチャージは大切になります。
だるさやしんどさ等、体調不良を感じる人もいるかもしれません。
それは、この夏至という転機から切り替わるために必要な休息です。
体調がすぐれないときは無理せず、しっかりと休み、エネルギーを補いましょう。
そして、チャージされたら、そこから行動の時が始まります。
まとめ
2022年の夏至は6月21日(火)です。
この日は1年で最も日照時間の長い日。
全国的に広まっている風習はありませんが、一部地域ではタコを食べたり、半夏生餅を食べたりするようです。
また、スピリチュアル的にはデトックスとチャージに最適な日。
この日は1年の中でも気の切り替わる日なので、ここから新しく行動していくために、必要な英気を養うようにすると良いでしょう。
2022年後半をパワフルにすごすためにも、夏至の日を有効活用しましょう。
夏至の日に近いストロベリームーンの日の記事も参考にして下さいね。